2016年9月17日土曜日

2016年度、稲作まとめ①

今期は、特別災害なんかに見舞われる事も無く例年通りに美味しそうに育ってくれました。終盤では、お盆明けから天候も良く、気温が高い状態が続いたため、しっかり実の詰まったおこめに育ってる様な印象です。ここで、2016年度を田植えから振り返ってみようと思います。

今年の田植えは、松崎さんの息子さんがやってくれました。世代交代ですねぇ~お付き合いが始まった頃は、彼は、小学校低学年でした。時は、流れましたねぇ~



田植えが終わり、2週間経過の神吉の様子です。

2016年5月29日


5月15日に田植えが終わり、大体2週間経過しての神吉です。そろそろ、他の田んぼとの違いが、鮮明になってきましたよ~

こちら、石橋さんの田んぼです。



寄ってみました。この画像を良く覚えておいてください。



↑こちら、もう一軒の農家、松崎さんの田んぼです。



こちらの田んぼは、例年鹿が入って来るんで、柵がしてあり田んぼに接近できません。


こちら、石橋さんの田んぼの別アングルです。基本、松崎さんの田んぼも、この見た目です。



こちら、当店の業務用のお得意先「食彩 HAJIME」さんの寿司飯で使ってもらってるキヌヒカリの田んぼです。

石橋さんの田んぼも、松崎さんの田んぼも、きぬひかりのこちらも、植わっている苗の雰囲気は、共通してると思います。



さてこちらは、おなじ時期に田植えされた近くのたんぼです。


あきらかに、緑色の比率が高いですよね。


これは、苗を構成する「ひとまとまり」を多くの種もみで構成する「太植え」スタイルです。対して、当店のお米は、ひとまとまりの苗を少ない数の種もみで構成する「細植え」と言うスタイルです。

メリット、デメリットは、太く植えると、根元が太くなり、倒伏しやすいこしひかりの弱点を克服できる点でしょう。

デメリットとしては、稲が生長し、季節も入梅し田頃には、田んぼの通気性が悪化して、田んぼに溜まった湿気が原因で、いもち病の発生リスクが急上昇するんです。そのため、不必要な農薬を撒かねばならなくなります。

細く植えた場合のメリットとデメリットは、足元が細い状態で分ケツを繰り返して上に成長するので、強い根っこを張らなければ、簡単に倒伏してしまいます。これには、田んぼに発生する水草や雑草をしっかり取り除いて肥料分がしっかり稲に回るようにしなければなりません。これと並行して、「麦ふみ」の様に稲に適切なストレスを与えて、成長を促す「根切り」と言う作業を行います。これは、専用の鍬(すき)を田植え機で引っ張って、稲の根っこを切るんですが、これにより、田んぼの土壌は、上手く撹拌され、土壌に酸素が供給されるのも、健全な根っこの形成に役立ちます。

太植えは、多くの種もみが肥料を欲するんで、常に大量の肥糧を撒かないと、育たず、田んぼは、慢性的に肥料過多に陥ります。

細植えだと、少ない肥料を計算して施肥するので、肥料過多にはなりません。

肥料過多になると、どんな問題が出て来るか?これは、追って説明していきます。とりあえず、エライコトになるんです。




四葉のクローバー、発見です^^


春を感じる神吉でした。


6月18日土曜日は、ルーティンで、神吉の契約農家さんまで玄米を取りに行ってました。今週は、決定的瞬間を目撃しちゃいましたわ。この価値観の違いは、なんなの??画像タップでスクロール願います。

6月18日は、ホント、梅雨の晴れ間的な、いい天気でした。

ここが、神吉盆地の端っこ。一番泥の層が薄い、昔、沼だったころの岸に近い場所ですね。車の左が、松崎さんのたんぼです。

こちら、石橋さんのたんぼです。先週草刈りをされてましたんで、畔がキレイですね。

こちらは、松崎さんのたんぼです。イイカンジに育ってますね。

こちらは、食彩HAJIMEさんに寿司飯用のキヌヒカリを育ててもらってる松崎さんのたんぼです。イイカンジにそだってます。

こちら、最初の車が停まってる画像の右側のたんぼです。そう、松崎さんのたんぼの道をはさんでお向かい。同じ時期に田植えしてるのに、めっちゃ緑が濃いでしょ。これ、苗のひとまとまりを、多くの種もみで構成する「太植え」がされてるからです。

太植えと細植えについては、こちらを参照下さい。

http://winetuuhansyoko.blogspot.jp/2016/06/2015711.html
結構、根が深いんですから。


おお、目撃しましたよ!除草剤散布の現場です。おもしろいのが(いやいや、面白くないか・・・)道をはさんで、除草剤を撒く農法と、草刈り機を使うスタイルときれいにわかれてるんですよ。松崎さんの田んぼも、石橋さんの田んぼも、この道の左側なんです。ひだりがわの農家のたんぼは、なぜか、草刈り機派のひとばかり。

これ、画像がふるいですけど、除草剤が撒かれた田んぼの畔です。さっきの除草剤を撒いてた辺りが、この画像の場所にあたります。赤茶けた畔が、痛々しいですね。

草刈り機だと、単純に草が刈り取られただけなんです。除草剤が、田んぼに入っちゃうのは、なんともなんないのにねぇ~いや、おそろしやです。

いつもの自販機で、缶ジュースを飲みつつ、ほっと一息。これ、ススキみたいな雑草です。なんでしょね?

さて、帰りましょうか。土曜日は、ピザを焼かねば。

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