2017年8月18日金曜日

アルゼンチンのマルベック、ロングランティスティング

鶏むね肉をラタトゥイユ風に。
この時のマルベックは、3日目だったかな??
ワイン通販のサービス品のパンの残りを食べるべく
トマトベースの煮汁にしています。
味付けは、にんにく塩こうじとグリーンカレーペースト。


残ったラタトゥイユ風は、パスタソースに。
大文字屋の料理に頻回に登場するスパイスは、
グリーンカレーペーストですね。
普通のカレーと違って、色の主張が無いのと、
ターメリックが使われてないんで、
いかにもカレーな味わいにならないんです。
辛さの性質としたら、ハラペーニョですかね。
山椒の涼しい辛さに通じる味わいも。

脂のうまみを引き出すために、
肉関係は、別鍋での調理が常ですね。

煮汁のベースです。ここには、玉ねぎとキャベツが入ります。
熱伝導のゆるやかなフライパンでとろ火で蓋をして、じっくり
加熱していきます。
上にかかっているのは、乾燥玉ねぎです。
時々上下を返しつつ10分ばかり加熱すると、キャベツが煮溶
けて、乾燥玉ねぎも、水分を含んで煮汁に濃度をつけてくれま
す。ここに伊藤園の特濃トマトジュース「理想のトマト」を
100ml程度加えています。
鶏肉をフライパンに残る油も残さず入れて熱感が揃えば完成です。


こちらは、4日目かな?
この料理にもグリーンカレーペーストが使われています。
豚バラとニラの卵とじです。


ニラとピーマン、パプリカを炒めるんですが、熱伝導の緩やか
な、マルチコートのフライパンを使い弱火で調理していきます。
ニンニク塩麹とグリーンカレーがなじんで、野菜がしんなりし
てきたら、豚バラを、フライパンに残る油も残さず入れて、中
火で全体の熱感をそろえて完成です。

赤ワインの味わいの要素って、軸や、種子の青さやエグみなん
かが加わることで、奥行きと深さ、複雑さなんかが表現できて
ると思うんです。
料理にこの要素を加えると、俄然赤ワインとの相性の距離が詰
まって来るんです。

上のラタトゥイユ風には、ピーマン、下のほうは、ニラとピー
マン、パプリカに青さやエグみが含まれています。
グリーンカレーペーストにも、青唐辛子のニュアンスが含まれ
ますので、赤ワインとの距離がかなり縮まるんですよね。

この相性の考え方なんですが、搾汁の圧が強いボルドー的な仕込
みのワインに限られるような気がしなくもないですね。
繊細なブルゴーニュのピノワールなんかだと、グリーンカレー
の強い辛さに負けてしまうんじゃないかな??
スパイシーな赤ワイン向けですね(笑)

しかし、このマルベックは、味わいの持ちがいいですね。
6日経っても、香りは元気だし、味わいにも複雑さが増してるし。
お店で飲んでたら、絶対気づかない変化ですよね。
ワインの楽しみ方もイロイロですが、
3日目4日目も、変化があって奥深い味わいが楽しめるんです。
家呑みの楽しさって、ここにあるんじゃないですか??


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